病棟で働く看護師の肌荒れの原因とは

激務に追われる病棟看護師は、十分な休憩時間を取る暇もなく、肌の手入れをする時間がありません。

長時間病棟内の乾燥した空気に肌が曝されるため、肌荒れしやすいのです。

したがって、出勤前に保湿クリームをたっぷり肌に塗り込んでおき、勤務時間中も、トイレに行った時に持参した保湿クリームを補給するといった配慮が欠かせません。

また、多忙な看護師は、水分補給もままならず、皮膚の水分が不足してカサカサになることもあります。

そこで、保湿クリームと同様に、仕事の合間を狙ってこまめに水分を摂るよう気をつけることが必要です。

それから、夜勤などの不規則勤務があって、生活のリズムが崩れやすいことも、看護師の肌荒れの原因となっています。

十分な睡眠を取れないと、疲れが取れず血行が悪くなって肌荒れしてしまうのです。

また、睡眠不足は腸内環境を乱すことから、便秘になりやすく、腸内の悪玉菌が活発化してアンモニアなどの有害物質が腸内に溜まり、血液を介して肌に悪影響を与えます。

そして、激務に疲れた看護師は、休日も出かけることなく朝から寝込んでしまい、運動する余裕がありません。

運動不足も、血行促進を阻害するし、腸内環境を悪化させ、肌荒れの原因になります。

さらに、医師との軋轢や患者さんからのクレームなど、看護師はかなりのストレスを抱えています。

ストレスも、腸内環境悪化の要因となり、肌荒れを生じさせてしまうのです。

看護師は、肌荒れしやすい環境で働くことを自覚し、日頃から食生活を見直して腸内環境を整えたり、肌の手入れを念入りに行ったりする努力が不可欠といえるでしょう。